おもしろリフォームエピソード

和室を洋室に変更するという良くある改装工事です。
見積りも最終打ち合わせも完了して、打ち合わせ通りの日程での現場仕事の初日の事でした。
朝から畳処分や不用品の処分を行い、今まで部屋の片隅においてあったミニキッチンセットを片付けて、壁となっていたベニヤ板を外したそのときです。その向こうは当然外壁と思っていたのが、なんと空間になっていました。そこからは奥行き3尺(91センチ)の昔使っていたと思われる物置棚が出てきました。
この棚は巾が15尺(4.5メートル)もあるためこの時点で2畳半増えた事になります。

それにしても打ち合わせ中になぜ気がつかなかったものかと、ちょっとプロとして情けないような気がして自分をせめましたが、十数年間住んでいる家主さんもまったく気がつかなかったとの事でした。

          

ここで問題になるのは単に解体工事の量が増えるという事よりも部屋が広くなった分プランそのものが変わってしまうかもしれないという心配です。
取り付ける予定のクローゼットドアはもう既に搬入されていてキャンセルできないし、その他の材料も多少ではあるけれど追加しなければなりません。

そこで早速お施主様と相談です。クローゼットの位置を変更するのか?それとも間仕切りの位置の変更か?この空間が出てこなければ考えなくて良い相談の始まりです。
でもそれは思ったより比較的短時間で新プランが出来上がりました。
理由は簡単。狭くなった訳ではないので、広くなったその分を儲かった分としてクローゼットの収納部分とするという意見ですぐにまとまったのです。

どこぞのリフォーム番組並のホコリだらけの解体工事になってしまいましたがなんとか予定の工期で無事改装を完了する事が出来ました。

こんなケースは稀でしょうが、リフォーム工事を決断したがゆえに隠れ収納が見つかり、部屋も広くなり住みやすくなったといえる面白い改装工事でした。
ちなみにこの分は、見積金額より少し増えてしまいましたが、数万円程度の追加金額でおさまりました。

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